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「倭国と日本」 (改題)
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このサイトは「倭国(わこく)」の建国(西暦80年頃)から滅亡(西暦701年)と、日本建国(701年〜)に至る過程を探求・検証する個人 高橋通 が運営する場です。
2007年、「倭国通史」を公開サイトとして開始しました。以来、追加と推敲を重ねてきました。
2015年、「倭国通史」 (原書房)を単行本として出版。ご案内は → こちら
2016年、「高天原と日本の源流」を同一サイトに公開開始。
2020年、「高天原と日本の源流」を原書房から出版。ご案内は → こちら
2020年、「千年の誤読」を同一サイトに公開開始。筆者渾身の「論証編」です。
2022年、ブログ形式で「千年の誤読」を始め、現在42話までアップ。短く、読み易くをモットーにしています。
2023年、本サイトを「倭国と日本」と解題して全面更新しました。
今後、皆様のご教示を得ながら更に探求を深めたく、ご意見・ご質問・感想などお気軽に下記メールアドレスへお寄せ下さい。できる限り対応させていただきます。
2023年10月 (更新 2024.8 2022.2 2021.8)
高橋 通
著者にしてサイト管理者 Takahashi Toru
東京在住 工学博士
Mail: wakoku701@gmail.com
URL: http://wakoku701/index.html
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日本古代史の 年表・地図
(国内年表)
(海外年表はこちら)
(関係地図はこちら)
● 倭国通史 年表
図中@にはじまる黒太線は 「日本書紀の舞台」が近畿/大和か、九州か、朝鮮半島かを示す。その変化点
@〜N を図中に示し、解説を付記した。
@ 記紀の神代はイザナギ・イザナミは海原領域(対馬〜関門海峡)が舞台であるので、九州の欄とした。
A 「アマテラス(海原倭人の一部)が対馬(イザナギ高天原)から半島倭(半島南端高興、アマテラス高天原)へ移住」を表す。アマテラス神代巻の末尾。
B ニニギは半島南端(高興)から列島(筑紫日向小戸(関門彦島))へ天降りし、更に南九州(日向)へ移動(神代巻)。
C 神武東征で南九州から関門経由で大和へ(10年前後かかる、神武紀)。
D 記紀は神武系(欠史八代)・崇神系・仲哀系の同時代並立三系を縦につないでいる(斜め線NN)。しかし、史実は並立。
E 「仲哀・神功・応神の熊襲・新羅征戦譚」を示した。「遷都(大和 → 豊国)」ではなく、豊国(応神)の「分国 →本家」の逆転劇と解釈すべき。
F「応神・仁徳の新羅征戦譚」「神功皇后と御子の東征譚」は神功紀にまとめて記されている。紀の記述順は史実と逆。
G「仁徳東征。仁徳紀〜武烈譚」は河内・大和が舞台。
H 継体紀の大半が近畿(大和外)、後半は大和も。
I 安閑〜推古前半までは九州遷都(豊前〜肥前)、但し大和領放棄を意味しない。
J 推古は「豊前?豊浦(とゆら)宮」から「大和!!小墾田(おはりだ)宮」へ帰還遷都(推古紀603年)、遣隋使を大和で接待している(608年)。
K 舒明・皇極は肥前(佐賀県)に宮を置く。
L 孝徳(合体大和王権)は「乙巳の変」後、九州から摂津難波宮へ遷る。
M 孝徳崩御後、斉明(皇極重祚、合体大和王権)は肥前で即位。
N 斉明は翌年大和に遷る。以後、日本書紀巻末まで近畿。
以上の様に、日本書紀の天皇の宮は大和と九州を複数回(四回半)往復している。
日本古代史の 年表・地図 (国際年表)
● 東アジア年表
出典吉川弘文館 世界史年表・地図
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● 東アジア年表 後半 (後漢から唐まで、倭国の時代)
出典吉川弘文館 世界史年表・地図
日本古代史の 年表・地図 (関連地図)
● 「神話で推測する半島の倭」 ( Google Map 上に筆者が加筆 )
(1) 三国史記 新羅本紀 脱解王 「生まれは倭国から北東千里(80km)の多婆那国、海に流され金官国を経て辰韓へ」とある。 「海に近い多婆那国の南西千里に倭国がある」という地理は限られている。海流を考えると図示の地が多婆那国である可能性が高い。→ 空色で表示
(2) 日本書紀 神代 「スサノヲは高天原を追われ、新羅に降ったが船で出雲へ行った」とは、図に示す「半島の倭」から出雲へ向ったことの神話化と考えられる。 倭国の位置は(1)に拠る。その理由は脱解王の説話(1)が説話とは言え倭国の位置を具体的に示唆しているから。→ 白で表示
(3) 赤点線 → 辰韓・弁韓・倭の境界線(筆者が魏志韓伝から推測)
● 東アジア地図
東アジア地図 2世紀 出典吉川弘文館 世界史年表・地図
東アジア地図 4世紀後半 出典吉川弘文館 世界史年表・地図
東アジア地図 5世紀後半 出典吉川弘文館 世界史年表・地図
東アジア地図 7世紀後半 出典吉川弘文館 世界史年表・地図
東アジア地図 8世紀後半 出典吉川弘文館 世界史年表・地図
倭国通史 地図・年表 以上
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日本古代史 参考文献
参考にした国内史料・中国史料・朝鮮史料・国内書籍を挙げる。引用させて頂いた国内書籍の著者にこの場を借りて感謝いたします、ありがとうございました。
● 日本書紀
「日本書紀」30巻はわが国最古の勅撰の国史で、神代から持統天皇の時代までの出来事を、漢文により編年体で記している。天武10年(681年)「帝紀及上古諸事」の編纂詔勅により、川島・忍壁皇子を責任者にして、多くの人物が関わって開始されたと見られている。開始時は古事記と並行して進められた。 続日本紀720年条に「一本舎人親王勅を奉り日本紀を修す」とあり、正式名称は「日本紀」。元明天皇の時に、舎人親王(天武天皇の第3皇子)によって養老4年(720年)に完成した。
● 古事記
序によれば、天武天皇が「諸家伝を集めた帝紀および本辞の誤りを正して後世に伝えよう」と企画したのが始まりとある。舎人である稗田阿礼に読み習わせたものの、天武天皇の崩御で中断。その後、元明天皇が太安万侶に命じて続行させ、和銅5年(712年)に元明天皇に献上された、とその序に記されている。正史である日本書紀の編纂が進行しつつあったので、その資料となったのは間違いないが、古事記自身はは正式に公開されることはなく、鎌倉時代に偶然写本が見つかるまで、その存在は知られていなかった。
● 中国の史書
「史記」 前漢の武帝の時代(前91年頃)に司馬遷によって編纂された中国の歴史書。
「漢書」 前漢(前202年-8年)約200年間の歴史紀伝体で、前漢の成立から王莽政権まで。後の正史編纂の規範。 後漢時代に班固が撰録(80年頃)。「地理志」に倭のことが1行だけ記録されている。「楽浪海中倭人あり、分かれて百余国をなし、歳時を以って来たり献見すという」。
「後漢書」 後漢(25年-220年)の約200年間、5世紀南朝宋の范曄(はんよう)の編 倭国について 東夷伝。魏志倭人伝を基にしている。
「三国志」 魏・呉・蜀(220年-280年)の60年間、4世紀西晋の陳寿に成る。魏誌倭人伝がある。卑弥呼のことを詳述している。
「宋書」 宋時代(420年〜479年)の60年間、梁の沈約の撰。「倭の五王」を伝える。
「隋書」 隋(598年-618年)の20年間、魏徴らにより完成(656年)。編纂には顔師古や孔穎達らが参加「日出ずる国の天子、云々」の対等外交を伝える。
「旧唐書」 唐(618年〜907年)の290年間、官撰書。後晋の宰相となった劉陶(887年〜946年)の撰修とされている。倭国伝に並んで、「日本国伝」が初出する。
「新唐書」 唐年代の別の正史 1060年 北宋の欧陽脩らの勅撰。
● 朝鮮の史書
「三国史記」 韓国に残る歴史書には、12世紀にできた『三国史記』と、13世紀にできた『三国遺事』、それから、『三国史記』の基になった『旧三国史』の逸文がある。これより古い史書が遺されていないが、百済の武寧王陵が発掘され、そこから出土した墓誌とこれら史書の内容が一致したことから、その正しさが見直された。
● 国内参考文献
坂本太郎他 日本書紀 岩波書店 1967年
松本清張 古代史疑 中央公論社 1968年
古田武彦 「邪馬台国」はなかった 朝日新聞社 1971年
井上光貞 飛鳥の朝廷 講談社 1974年
久松潜一 万葉集 講談社 1976年
次田真幸訳 古事記 1977年
古田武彦 邪馬一国への道標 講談社 1978年
西岡常一・小原二郎 法隆寺を支えた木 NHKブックス 1978年
次田真幸訳注 古事記 講談社 1980年
朝日新聞西部本社編 古代史を行く 葦書房 1984年
三木太郎 倭人伝の用語の研究 多賀出版 1984年
金達寿 日本古代史と朝鮮 講談社 1985年
大和岩雄 「日本国」はいつできたか 六興出版 1985年
古田武彦 古代は輝いていた 朝日新聞社 1985年
安本美典 古代九州王朝はなかった 新人物往来社 1986年
古田武彦 よみがえる卑弥呼 駸々堂 1987年
安本美典 吉野ヶ里遺跡と邪馬台国 大和書房 1987年
田村圓澄編 古代を考える大宰府 吉川弘文館 1987年
井上光貞訳 日本書紀 中央公論社 1987年
小林恵子 白村江の戦いと壬申の乱 現代思潮社 1987年
C.L.ライリー古田武彦訳 倭人も太平洋を渡った 八幡書房 1987年
宇治谷孟訳 日本書紀 講談社 1988年
古田武彦 古代史は沈黙せず 駸々堂 1988年
西岡常一 木に学べ 小学館 1988年
家永三郎・古田武彦 聖徳太子論争 新泉社 1989年
金 両基 物語韓国史 中公新書 1989年
林 青梧 「日本書紀」の暗号 講談社 1990年
川添 登 「木の文明」の成立 NHKブックス 1990年
大和岩雄 「邪馬台国は二ヶ所あった」 大和書房 1990年
古田武彦編 シンポジウム倭国の源流と九州王朝 新泉社新泉社 1990年
中山千夏 新・古事記伝 築地書館 1990年
古田武彦 九州王朝の歴史学 駸々堂 1991年
上田正昭他 謎の五世紀 学生社 1991年
古田武彦 日本古代新史 新泉社 1991年
米田良三 法隆寺は移築された 新泉社 1991年
高田良信・入江泰吉 法隆寺国宝散歩 講談社カルチャーブック 1991年
吉留路樹 倭国ここにあり 葦書房 1991年
門脇貞二 吉備の古代史 NHKブックス 1992年
古田武彦 古代史を開く独創の13の扉 原書房 1992年
坂田俊文・高田良信 再現・法隆寺壁画 日本放送出版協会 1992年
古田武彦他 神武歌謡は生きかえった 新泉社 1992年
宇治谷 孟訳 続日本紀 講談社 1992年
近江昌司他 大和王権の成立 学生社 1992年
関 裕二 謀略の女帝持統天皇 フットワーク出版社 1992年
林 青梧 「日本」建国 講談社 1993年
米田良三 建築から古代を解く 新泉社 1993年
大和岩雄 日本にあった朝鮮王国 白水社 1993年
坂田 隆 日本の国号 青弓社 1993年
笹山晴生 日本古代史年表 東京堂出版 1993年
家永3郎 古田武彦 法隆寺論争 新泉社 1993年
古田武彦 古代通史 原書房 1994年
古田武彦 人麻呂の運命 原書房 1994年
小林恵子 解読「謎の四世紀」 文芸春秋社 1995年
黒須紀一郎 覇王不比等 作品社 1995年
小林恵子 解読「謎の四世紀」 文芸春秋 1995年
小石房子 暁の女帝推古 作品社 1996年
石野博信編 古代の海の道 学生社 1996年
上田 篤編 五重塔はなぜ倒れないか 新潮社 1996年
後藤幸彦 神功皇后は実在した 明窓出版 1997年
森 公章 「白村江」以後 講談社 1998年
古田武彦 失われた日本 原書房 1998年
小石房子 天照らす持統 作品社 1999年
河村 望 日本書紀を読む 人間の科学社 1999年
鈴木 治 白村江古代日本の敗戦と薬師寺の謎 学生社 1999年
古田武彦 「君が代」を深く考える 五月書房 2000年
寺沢薫 王権誕生 王権誕生 2000年
内倉武久 大宰府は日本の首都だった ミネルヴァ書房 2000年
李鍾恒 #REF! 新泉社 2000年
古田武彦 古代史の十字路万葉批判 東洋書林 2001年
古田武彦 壬申大乱 東洋書林 2001年
金子修一 古代中国と皇帝祭祀 汲古選書 2001年
安引宏 原万葉葬られた古代史 人文書院 2002年
関 裕二 大化改新 PHP文庫 2002年
関 裕二 藤原氏の正体 東京書籍 2002年
鈴木靖民編 倭国と東アジア 吉川弘文館 2002年
石野博信・森浩一他 三輪山の考古学 学生社 2002年
宮澤和穂 信濃の古代史 国書刊行会 2003年
関 裕二 神武東征の謎 PHP文庫 2003年
大山誠一 聖徳太子の真実 平凡社 2003年
沈 仁安 中国から見た日本の古代 ミネルヴァ書房 2003年
小林恵子 本当は恐ろしい万葉集 祥伝社 2003年
古田武彦他 古代に真実を求めて第7集 明石書店 2004年
白石太一郎 考古学と古代史の間 筑摩書房 2004年
鳥越憲三郎 中国正史倭人・倭国伝全釈 中央公論社 2004年
上野武 女王卑弥呼の「都する所」 日本放送出版協会 2004年
川端俊一郎 法隆寺のものさし ミネルヴァ書房 2004年
新庄智恵子 謡曲のなか九州王朝 新泉社 2004年
小椋一葉 箸墓の歌 河出書房新社 2004年
関 裕一 海峡を往還する神々 PHP研究 2005年
吉村武彦 古代史の新展開 新人物往来社 2005年
西岡常一 私の履歴書 日本経済新聞社 2005年
安本美典 大和朝廷の起源 勉誠出版 2005年
関 裕二 日本書紀塗り替えられた古代史の謎 実業の日本社 2005年 2005年
直木孝次郎 神話と歴史 吉川弘文館 2006年
砂川恵伸 天武天皇と九州王朝 新泉社 2006年
2007年以降入手
浜名寛祐 日韓正宗遡源(契丹古伝) 喜文堂書房 1926年
前之園亮一 古代王朝交替説批判 吉川弘文館 1987年
直木孝次郎 古代日本と朝鮮・中国 講談社 1988年
坂田隆 人麻呂は誰か 新泉社 1997年
佃収 古代史の復元@〜F 星雲社 1997年〜2007年
室伏志畔 大和の向こう側 五月書房 1999年
室伏志畔 日本古代ノ南船北馬 同時代社 2002年
平野邦雄 邪馬台国の原像 学生社 2002年
大芝英雄 豊前王朝 同時代社 2004年
関裕二 古代史の秘密を握る人たち PHP 2007年
門脇貞ニ 邪馬台国と地域王国 吉川弘文館 2008年
室伏志畔 筑豊の黙示 深夜叢書社 2009年
安本美典 古代物部氏と先代旧事本紀の謎 勉誠出版 2009年
兼川普 百済の王統と日本の古代 不知火書房 2009年
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