https://wakoku701.jp/JPG/1000.jpg

_

____________________________________________________________________

五著 ブログ「千年の誤読」 公開中 _____________________________

 

四著「一図でわかる日本古代史」公開中 _____________________________

 

三著 「千年の誤読」 はじめに  ________________

 

次著「高天原と日本の源流」既刊ご案内 _______________

 

寄稿文「倭国内ニニギ系王族」(2017

 

初著「倭国通史」既刊 ご案内     

 

HOME   年表・地図   参考文献 ______________

 

 

日本書紀が正す「千年の誤読」

        目 次

はじめに

第一章 誤読の根源「大倭(やまと)」

第二章 目から鱗「千年の誤読、飛鳥」

第三章 「蘇我氏」は「九州(!)豪族」

第四章 「物部氏」のすべて

第五章 倭国「遣隋使」に大和「随行使」

第六章 「法隆寺」の変遷

第七章 一図で解る「日本古代史」 → 分離新編

 

はじめに( 更新 2021.1 2020.5

 

日本書紀の原文は漢文で書かれている。だが、ほとんど和読されている(訓読・振り仮名(以下フリガナ)・返り点など)。公定(発行、720年)後の「日本紀講筵(にほんぎこうえん、貴族向け解説講座)」に始まる和読法が奈良〜平安時代に確定した。

訓読では「同じ漢字だが違う内容で使われるときは違う訓読」は当然有る。しかし「同じ漢字だが違う内容と知らずに同じ訓読(誤訓)」では誤読となる。後世の「知識不足からくる誤訓」もあるが、「意図的・政治的なフリガナ(いわば偽訓)」も少なくない。いずれも原文の責任ではない。

「誤訓」か「偽訓」かの境は曖昧だがこれら「奈良時代からのフリガナ誤読=千年の誤読」の呪縛から解放されると、「日本書紀の原文は定説のフリガナ誤読を正している」ということに気づかされる。「目から鱗」である。それによって「日本書紀原文には不記載・不説明は多いが不実記載は少ない」と検証の視点が定まってくる。

検証の対象となる「誤訓」(以下「偽訓」を含む)は多くない。なぜなら、重大な過ちは当然奈良時代から繰り返し正されているからだ。ところが、日本書紀には一つ素直に正せない重大な不整合があった。「倭国不記載」という編集方針から生ずる不整合である。

親唐外交を目指す新日本国は「唐と戦った倭国とは別の国」を示す必要があった。「日本は倭国の継承国」は許されるはずもなく、「倭国など無かった」などが通用するはずもないから「倭国不記載」とするしかなかったのだ。それを知る年輩者は黙し、それを知らない若者(漢文が読めない)は辻褄合わせの振り仮名(偽訓)で納得するから、誰も偽訓を咎めず改めなかった。

そのようにして「偽訓・誤訓」は「正しい訓読」として平安時代までに公定流布された。それ以後誰も正すことなく千年続いたのである。

以下ではそのような教えに導かれた「誤訓の解明による真実」を単刀直入に示して、その根拠を跡づける。

 

 

ご意見・お問い合わせはこちらに

メールアドレス  wakoku701@gmail.com

 

このページトップ へ       第一章 へ

 

はじめに

第一章 誤読の根源「大倭(やまと)」

第二章 目から鱗「千年の誤読、飛鳥」

第三章 「蘇我氏」は「九州(!)豪族」

第四章 「物部氏」のすべて

第五章 倭国「遣隋使」に大和「随行使」

第六章 「法隆寺」の変遷

 

 

はじめに  了